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株式会社タカラデポルテ代表取締役 高羅正成さん(2016年卒業)

2015年の開始より多数の生徒が卒業してきたAnd Yogaのベーシックヨガ講師養成講座。

卒業生たちの現在を、And Yoga代表の奥かおるがインタビューしました。


株式会社タカラデポルテ代表取締役 高羅正成さん(2016年卒業)


2016年北海道大学医学部保健学科理学用法学専攻卒業。大学4年生の時にAnd Yogaベーシックヨガ講師養成講座を受講。卒業後リハビリテーション病院にて3年間理学療法士としての経験を積み、その後キャリアをリハビリ特化型デイサービスへと移す。2021年に独立・起業。北海道日高町富川でリハビリ特化型デイサービス「ワイズパーク富川」を開設し、現在では100名超が利用。運動・交流する場として地域住民から人気を集めている。




ー独立、起業おめでとうございます!若くして会社を立ち上げて…本当にすごいと思います。改めてタカラデポルテについて教えてください。


ありがとうございます!メインは通所介護施設です。その中でも機能特化型、リハビリできる場所として開設しています。日高にはこれまで運動に特化したデイサービスがなかったので、じゃあ作ろう!と。学生時代にこの地域の医師である先生と骨盤底筋の研究を共同でやらせていただいて。病院で理学療法士としての経験を積んだのち、先生の元で会社員としてデイサービスの仕事を始めました。その時に「ワイズパーク」というデイサービスに出会いまして。その運動方法やエンタメプログラムに感銘を受けて、「これを伝えたい!」と。そこでフランチャイズとして「ワイズ・パーク富川」を開業しました。



ープログラムの様子を見学させてもらいましたが、元劇団四季のトップ女優さんがエンタメプログラムを考案したそうで、発声練習や顔の表情の練習などもあってとっても楽しいプログラムですね!楽しいけれど、しっかりとした高齢者トレーニングプログラムでもある。素晴らしい内容だと思いました。そして仕事している時の高羅君の表情がとっても素敵!なんだか笑顔が変わりましたね。


はい、ワイズパークの研修で鍛えられました(笑)。見学していただいたプログラムのほか、その方にあった内容でマシンや、また足湯などもしていただいています。全体で2時間ほどのプログラムで、現在は体操教室と合わせると100名ほどの利用者様に通っていただいています。

デイサービスのイメージを、レクとか塗り絵とかのイメージを持って敬遠していた方たちもここに来たら運動できる!と。おかげさまで、ここにきたら楽しい、元気になれる、という声がたくさん届いています。


ー地域の新聞にも取り上げられたり、注目されていますよね!高羅さんは、大学4年生の時にAnd Yogaのベーシックヨガ講師講座を受けてくださって。わあ大学生が来た!と、私も驚いたのですが、来てくれたきっかけってなんだったんですか?


学生時代、これから体にまつわる仕事をするにあたり、他の人と差をつけるじゃないですけど、一個頭抜けたい、体についていろんな角度から知りたい、と思っていて。そこでヨガどうかなと。でも、学校の授業もある中で(全米ヨガアライアンスを)200時間も勉強する時間を作れないし、もう少し入りやすいところをはないかなと。かおるさんが僕の知っている有名な理学療法士の方とお仕事されていたというのも決め手でしたね。

最初、ヨガを普通に習うのもアリかなとも思ったんですけど、やっぱりアウトプットする側として学ぶのとただ習い事でヨガするのでは違うから、せっかくなら教える立場としてヨガを学んだ方が、初期費用はかかりますけど長期的にみたら絶対にプラスになるだろう!と。



ーその時の経験で得たものや今に生きているものって何かありますか?


今ヨガを教える機会はあまりないんですけど、まず自分の体の使い方。自分で整えれるようになったのはとても良かったと思います。でも、やはり一番は精神面ですね。瞑想もそうですが、「自分と話す」きっかけをあの時ヨガに教えてもらったのがとても大きいです。

あとは言葉のチョイスや話し方。患者さんとのコミュニケーションや指導をする中で言葉での伝え方って理学療法士にとって大きな壁になるんですが、かおるさんの元で学べた分、言葉の使い方の大切さをいち早く気付けたのがとても良かったです。



ー今後の夢や目標はありますか?


ヨガを教えて欲しい!という声も実はたくさん届いていて。今は高齢者の方にご利用いただいていますが、今後はもっと幅広い世代…学生さんや若い方にも運動の必要性を伝えていきたいです。

今は妻も一緒に仕事してくれていて、カフェもオープンする予定です。さまざまなサービスを提供できるようになって、地域に貢献できる場所を作れたらいいなと思いますね。


ー地域の人が集まる場所づくり、素敵ですね。これからのご活躍も心から応援しています。最後になに

かメッセージがあればお願いします。


僕は学ぶのであれば、教える側に回るのが一番の近道だと思います。その経験はヨガの道に進まなくても役に立つはずですので、悩んでいるなら、ぜひチャレンジしてみて欲しいと思います!自分自身を整える手段として、僕は今でもヨガの教えが役に立っています。


今回、多忙の中インタビューの時間を作ってくれた高羅さん。その熱心さと、健康をサポートしたい、という想いが、確実に地域の方々に伝わっているんだなと、利用者さん達のイキイキとした様子から感じ取ることができました。これからのご活躍がますます楽しみです。そして、近い将来、日高町の皆さんに是非ヨガも伝えてもらえたら嬉しいなと思います。


ー以上ー

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